歴史的には中世欧州でhose(ホーズ)と呼ばれる
下半身を包む股引状の衣服が男性用に広く着用された。これは乗馬や運動のし易さや防寒性の必要からの形状であり、現代のタイツの元祖といえるものだが、階層によって様々な形状のものが着用された。農民階級には左右が縫い合わせられておらず、通常は紐で腰に結んでおき、労働時には畳んで長靴下状にして激しい運動を行うというもの、商人・都市住民用につま先がないもの等さまざまな形状のホーズが存在し、素材も絹、毛織物から、より粗末な素材と多岐に渡った。伸縮性を持つ素材がほとんど存在しなかったため、今日のタイツ同様、下半身を一体で包む形状のものは、着用者の体格に合わせて織り上げる高価なものであり、結果的に経済力に余裕のある王族・貴族やギルドの幹部など一部富豪しか着用できなかった。英国イングランドのヘンリー8世の時代には、ホーズのふくらはぎ部分に詰め物をして、足を美しく見せるといった流行もあった。
update:2009年09月09日
